1983年佐々木ゼミ14期生15期16期+津金澤ゼミ2回生〜4回生

「このころはまだ息子よりスキーも上手かった」と、
今では豊くんの子どもさんとスキーするのがちょうどよいと。

 スキーは1980年代の大学生なら、一度は体験したスポーツ。たとえ運動神経がないと自分ではわかっていても、「女の子とゲレンデでふたり、、、」なんてありえもしない想像をしてしまい、そして大けがをしてしまうのである。


 妙高高原の赤倉スキー場は、良質でやけに熱っくて、それがまた冬の寒さにはええときている温泉が湧くスキー場だ。チャンピオンから初心者までコースも多彩 で、同じグループで滑っていても、だれかが丘をへだてたコースに行くともう宿に戻るまで顔を見ないなんてことも起こる。


 ゲレンデでのまず第一歩は、みんな一同に会するのだけれど、なにせコースも豊富な赤倉スキー場。知らないうちに、数名のグループに分かれる。

「あいつらふたり顔見なかったなぁ」
「ふたりっきりで滑ってるの?」
「どうなんだろう」
「そろそろ晩飯やで、どうする津金澤ゼミの人に先に食べてもらう?」
「ゼミ委員なんやから、さすがに時間には戻ってくるやろ」戻っては来たけれど、松葉杖をつきながら。

 疲れたカラダで、女の子にええとこみせよと思って国体チャンピオンコースに果 敢に挑んでのことらしい。ふたりはこの後、紆余曲折もあったけれど結婚した。おめでとさんである、しかしチャンピオンコースで骨を折ったその日は、おりしも彼の誕生日であった。

 スキー場やテニスコートでは、男も女もなぜか格好よく見えてしまう。そして、それを自分の実像だと信じてもて、無茶をしてしまう。これが間違いのもと。スキー場で合った人に、梅田であってガッカリした。そんな話しもよく聞いた。

  そんなもんである、たまたまエエ様にみえただけなのだ。しかし、人生なんてそのたまたまの連続なんである。運よく、自分は事故に遭わなかったりするだけで、そのかわり誰かが合っているのだ。

 スポーツをする姿がかっこよく映るのか、はたまたなにかに打ち込む姿がええのか。わたしはゲレンデで写 真を撮りながら、ひとつ発見したことがある。
それはゲレンデは雪で真っ白、だから光の反射が大きい。ゲレンデで女の子を見てると、キラキラ輝いているように見えるのだ。
  自分から「デカイ大きい」と嘆く浜崎りえ(津金澤ゼミ)さん。ゲレンデではスーパーモデル、めゃかわいいのです。そうか、この光がくせもの、レンブラントの光と同じなんだ。目がくらんで、ますます格好よく見える。これが原因のひとつであるとスキー場でも実験実習さながら考察する私でした。

 それとあのど派手なスキーウェアにも。目立つのである。そりゃ遭難すれば、目立つ服装のほうが良いに決まっている。現にチャンピオンコースで骨折の彼は、ちゃんとラッセル車に発見!救助されたのである。

  服装でええ格好ができる、そしてゲレンデの雪でその人に後光がさすのである。「南無さんだぁ」いや「アーメン」でありんす。
つづく→

 

 
 

「どないしたん?」
「あぁ、私この足をどうすればええでしょ」

初心者マークのグループです

「さぁ、一日滑るぞー」と意気込んで
無事故でねって、いったでしょう

佐々木豊くんもコンパに参加です

小指たててなにしてんの?意味不明なこの写 真、津金澤ゼミ小川勲くん大活躍



佐々木先生、豊くんと北川くんは1日早く帰郷

佐々木ゼミのスキーにはいつもインストラクターとして参加してくださる西原さん。
そして佐々木先生の息子さん、高校生の豊くんが参加。


by まこと




©Paradiso co.,ltd.2009  大切な佐々木ゼミの歴史です、取り扱いにはご注意を。無断転載を禁じます。 2011年8月14日