古田恵理子様のご逝去にあたり、
謹んでお悔やみ申し上げます。
愛美ちゃん、真理江ちゃん、はじめまして。
今、お母さんがいなくなって、さびしいですよね。 でも、お父さんがいる!
愛美ちゃん、真理江ちゃんのお父さんは、 私にとっても、とても素敵な人なので、
私が知っているお父さんの話しを少しさせて下さい。
【あだ名】
私はお父さんの大学時代、佐々木ゼミ(クラスのようなもの)の1年後輩で浅井といいます。あだ名はカンちゃんです。昔のアニメで「ハクション大魔王」というのがあって、その魔王のご主人様の男の子に似ていたので、そう呼ばれています。
初めて、お父さん達と会ったゼミの「顔見せ」で、私が自己紹介すると、お父さんは、とても嬉しそうに「カンちゃん、カンちゃん」といってくれたのを覚えています。(フー子さんや高須さん、今は高須さんの奥さんの千恵さんもすぐにあだ名で呼んでくれて、すごく親しみやすい雰囲気でしたよ)その時、お父さんのあだ名は「おじさん」です。きっと、もう知ってるよね。どういうわけで、「おじさん」と呼ばれていたかはお父さんのお友達にあった時、聞いてね。
【一発芸】
お父さんの一発芸を知っていますか?それは、魚のタイと鳥のダチョウです。(炎のランナーも必見です)見たことありますか?
もし、見たことなかったら、一度見せてもらってください。私は体型がノッポでやせているので、お父さんが大学を卒業された後、ダチョウを引き継いでいました。だから、心の中では、私はお父さんの弟子のような気持ちでいるのです。ちなみに、タイの方はボッチ(お父さんの1年後輩、私と同じ学年)がフグとして引き継ぎました。(ボッチが同じ事をしても、どうしても、タイではなく、フグにしか見えなかったからです)それとね、お父さんはモノマネがとても上手なんですよ。有名な人のマネじゃなくて、学校の先生とか。お父さんは、すぐに人の特徴をつかんじゃうんですね。
【思い出の手巻き寿司】
お父さんの卒業論文のための実験で滋賀県の五箇荘小学校に行く時、朝が早いというので、前日にお父さんの実家、つまり愛美ちゃん、真理江ちゃんのおじいちゃん、おばあちゃんの家(京都の深草)に泊めてもらったことがあります。行ったのは私とボッチとヒコさんの3人です。その時、ご馳走になった晩御飯は、お父さんのお母さん(=おばあちゃん)が用意してくれた手巻き寿司です。刺し身やら、色々なものが用意されていて、自分で巻いて食べるのですが、私は手巻き寿司を食べたのはその時、生まれて初めてだったと思います。美味しくて、遠慮せず、ガツガツ食べていました。他の二人も私と同じくらい、食べていましたから、たくさん用意してあったのに、ほとんど食べてしまったので、お母さん(=おばあちゃん)には、足りなかったのでは、と心配させました。お父さん(=おじいちゃん)の分も食べてしまったのでは、とも思います。食べ過ぎた言い訳ではありませんが、すごく食べれたのはあなた達のお父さんのご家族は、何か私たちを安心させるような、気持ちが安らぐようなところがあったからだと思います。
【約束】
翌日、お父さんの運転する車で五箇荘小学校に向かいました。ただし、お父さんの車に乗った時は、ひとつ約束があるのです。
知っていますか?それはね、「オナラをする時は、する前に言うこと」です。そうすると事前に車の窓を開けておけるからです。今でも古田家の家訓となっていますか?私は約束を守らず、2回も黙ってオナラをしてしまいました。だって、あっと思ったら出ているんです。一緒に乗っているみんなから、さんざん文句を言われました。だけど、車に乗っている間、お父さんといろんな話しをしてとても楽しかったんですよ。
【小学生なみ?】
五箇荘小学校に到着して、各組に別れて実験を行いました、
実験のあと、質問紙に答えてもらうのですが、 その紙を見て、私が担当のクラスの生徒は、
「わっ!これだれ書いたん?」 「汚っなー!汚い字や」 「○○(たぶん同じクラスの生徒の名前)や。○○が書いたんや」
などと騒ぎはじめました。 私は、お父さんが書いた、とは言えず。
「だれでもええやん。はよ書き」と言っていました。 ほとんど、どこも欠点の無いお父さんですが、
唯一、これが弱点では、と思っているのは私だけではあるまい。
高校の教壇で板書する時は、どうだったんでしょう?
最後に、私はお父さんの隠れファンです。 隠れてないファンはその1万倍はいますけどね。
お父さんが、いろいろなことで元気がなければ、 ファンである私もつらいです。
愛美ちゃん、真理江ちゃん、どうかお父さんを助けて みんなで元気に暮らされることを、心から願います。
_15期生 浅井かんちゃん
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