関西学院大学佐々木ゼミニュースファイル




 

お花見にいきませんか


 不思議な場所がある。例えば、中学生の時に友人と喧嘩した場所に、大人になってもなぜだか偶然行って、あぁそう言えば子どもに頃にと思い出す。しらないうちにそこに居る、そう言えばよくここには来るなぁと。そんな場所があなたにはないだろうか。

 僕は子どものころ、たまに帰ってくる親父に連れられて須磨浦公園山頂のドレミファ噴水パレスに来たことがある。ラインダンスをその時はじめて観て、なんだか感動した。その頃は神戸には市電が走っていて、楠公さんから須磨まで市電で行った。そんなむかしから、行ったことのある須磨浦公園には不思議な思い出が数多くあるのだ。


 お花見にと古田さんとお嬢さんたち、僕と2歳の息子と5人で、ロープウェーで登った。桜のシーズンはほんとにこのロープウェーから眺める桜と須磨のうみがきれいなのだ。しっかりものの古田さんのお嬢さんが、2歳児をみてくれてる、きっとステキなおかあさんになるんだろうなぁ。おっさんふたりはビールで一杯、お花見気分でベンチで寝ている。こんな休日も大切だ。



 世界でひとつだけの乗り物がここ須磨浦公園にはある。それはカーレーター。神戸の人なら「あぁあれ」と知っている。骨髄バンクへのご協力のCMで、このカーレーターの前で訴えるドナーを待つ小学生の女の子がいた。彼女は後にドナーが見つかり、元気になったんですよ、とある医師にお聞したことがある。古田さんの奥さんは白血病で若くして亡くなられた。2002年4月1日



 夏、森田くんがアメリカNYから一時帰国した。奥村さんからの連絡で、悪ガキたちがまた集まった。ちょいと一杯。悪ガキもいまではおっさんではあるが。悪ガキ大将・奥村豊(8期)、もとヤンキー森田隆三、津乗康祐、古田晴彦、福田まこと(14期)、圓山和久(16期)、安田博昭(17期)。森田君だけ学生時代のようないでたちです。これに赤いタクトがあれば、ばっちりです。「このアロハ、ええアロハなんやでぇ、しぶいやろ」2002年7月15日

 








   
©がぼるネットParadiso co.,ltd.2009  大切な佐々木ゼミの歴史です、取り扱いにはご注意を。無断転載を禁じます。 2009年8月31日